座禅記(2回目)

座禅記

どちらかというと、自分向けの備忘的な記事。

 

1. 人生2度目の座禅


 今日は、人生2度目の座禅にいった。6時前起き。まだ外は薄っすらと明るい程度で、空には月がでていて、空気はしっかりと冷えていた。電車に乗って広尾に向かう。通勤時よりもずっとはやい。こんなに早くからお寺に向かうなんて頭がおかしい。

 

 行き先は広尾にある香林院。平日の朝7時から8時まで座禅をすることができる。情報を得たホームページは、時間と住所のみが書いてあるだけで極めてシンプル。200m先右折とか、入り口はこちらとか、張り紙はない。(なくてよい。なくてよい。なくてよい。)その代わりにあるのは、いったいここで本当に座禅が行われているのかと不安にさせる青色の網のかかった工事中の建物と、これは勝手にはいったらアウトだろう的なオーラを出している引き戸の玄関。前回は、タイミングよくやってきた常連っぽい欧米系の風貌の方にZazen?と尋ねられ、幸運にもスムーズにお堂にはいることができた。ジェダイかと思った。入り口は、ここは入り口っぽいけど入り口じゃないだろうな〜と思っていた引き戸の玄関だった。

 

 座禅は7時に始まるので、それまでにお堂に入っておくのが望ましい。さもないと、皆が座禅をはじめて静まり返った堂内を、抜き足差し足で歩いて、入り口から遠くの座布団に向かうことになる。襖の開く音、コートのすれる音、携帯をマナーモードにする音、などなど、小さいと思っている音でもとてもよく聞こえるのだ。入ってくる方にはわからないのだろうけど、一旦静けさを味わった後ではそんなことをするのは絶対避けたいと思う。

 

 座布団を二つ折りにしてその上に座り、足を組んで姿勢を整えて座る。定刻になると、カチッと言う割木を叩きあわせるような音が響く。ここから先は、個人個人の世界だ。次の合図があるまで各々の時間が20分程度続く。

 

 

2. 座禅(2回目)で感じたこと。


>日常について
・やっぱり頭が非常に忙しい
・やっぱり刺激を拾いやすい

 

>座禅前について
・ねむい。ひたすらねむい。
・必要な睡眠時間は確保して座禅にむかうべし

 

>座禅中について
・ねむい。ねたい。
・ドライアイ。私の目、乾いてる。
・言葉が頭に浮かばないようにするのは難しい
・お堂の空間と、お香の匂いと、静けさが気持ちいい

 

>座禅後について
・朝つくった無の時間は、日中クッションみたいな役割を果たしてくれる。緩衝材を心に持っている感覚がして、日中感じる刺激はそこに吸い込まれていく感じ。これは本当。
・自制心が強く働く。いろんなことを考えてしまうけど、その量をコントロールしたり、自制したり、反応しないで済む感じ。これも本当。
・集中できる。本当か疑わしい。
・座禅をやった日は、そうでない日よりも冷静でいられる。気のせいかもしれない。
上記は全て気のせいかもしれない。ビーバ・プラシーボ。座禅無しでも、こんな感覚が味わえるのか知りたい。でも、正直なところ、座禅は楽しみになっちゃってるからなんでも良い。

 

 

3. 個人的に目指すところ


・座禅は以下の訓練。
・意識的に思考ー止考を切り替えることができるようになること。
・冷静で、自制的な心を育てること。
・キャッキャウフフな会話やイラッとする雑談を、心に漣たてず、在るが儘にしておて、目の前のことに集中できるようになること。

 

 

4. 座禅のすすめ

 

 そういえば、座禅の講習はありません。座るときに大切なことはみんな曹洞禅ネット(SOTOZEN-NET)で教わった。